
仮性包茎はどうして性病にかかりやすいのか
仮性包茎はそれほどひどくなければ自分で皮を剥くことができるので、放っておいても構わないと思っている人が多いかもしれません。
しかし、仮性包茎の人は性病にかかりやすいということがわかっているため、できるだけ治療をした方が良いと言えるでしょう。
性病には、梅毒や淋病、尖圭コンジローマなど多くの種類があり、性行為を行うことで人から人へ広まっていくことが知られています。
そんな性病を起こす原因は、細菌やウイルスなどが増殖して感染することです。
仮性包茎の場合、自分で剥かないと一日の大部分の時間は亀頭が包皮に覆われている状態になっているので、亀頭と包皮の間がじめじめとした不衛生な空間になってしまいがちです。
そのような湿っていて細菌などの繁殖に適した状態が続いていると性病の原因になる菌が増えやすくなるため、仮性包茎の人は常に包皮が剥けている人に比べて性病によくかかるという結果になっていると考えられています。
炎症がよく起こるのも性病にかかりやすい理由と言える
性病を発症させる病原菌は、皮膚が健康で傷ついていない状態だと感染するリスクが低いと言われています。
このような病原菌は粘膜から感染するものですが、仮性包茎だと包皮が常に亀頭にかぶっているために亀頭周辺の皮膜が弱い傾向があり、細菌などに侵入されるリスクが高いとされている点が問題です。
また、仮性包茎の場合、亀頭と包皮の間に恥垢と呼ばれるカスが溜まって不潔な状態になりやすいので、それが影響して炎症を起こすことが多くあります。
亀頭や包皮が炎症を起こしていると細菌やウイルスなどに入りこまれやすくなるので、性病にかかる危険性が高まります。
性病にはイボができるものから性器がただれて痛くなるものまで様々な症状があり、その中には危険な病気も多いため、なるべくかからないようにしたいものです。
近年は、仮性包茎であることによって性病になる危険性が高いとわかっているのですから、仮性包茎を放置している人は包茎治療を受けることを考えてみることをおすすめします。
まとめ
仮性包茎の人は、見た目が気にならない場合はこのままでも別に良いと考えがちなのではないでしょうか。
しかし、仮性包茎だと亀頭と包皮の周辺が不衛生になりやすく、病原菌が繁殖しやすい状態が続いてしまうことで性病になりやすいということが医師たちからも報告されています。
性病はかかってしまうと性行為をした相手にもうつす危険性があるため、できれば感染のリスクを下げたいものです。
包茎治療によって仮性包茎を治すと性病にかかるリスクが下がる効果も期待できるので、手術の利用を検討してはどうでしょうか。